過去ログ - 芳川桔梗「言ったでしょう? 私の名前を忘れないでって……」
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24: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/09(水) 01:17:13.26 ID:NssaRfn2o

「正直助かったよ?
こんなに早く気づいてくれて」

どうしようかと迷っていたんだ、と笑う。

二人は恐る恐る扉をくぐった。
そこに部屋があるものだと思っていたが、そこには地下へいく階段があるだけであった。

「そこを降りたら彼がいる。
彼をみたら、僕が何故すぐ君達に教えなかったのかわかってもらえると思うね?」

いまの“君達”は主に垣根とミサカ00002号、そして芳川の事だと二人は察する。
ドアをくぐった時とは違う緊張感を持って、二人は一段ずつ降りた。
降り切ると、一つの部屋があり、ベッドには一方通行がぼんやりとした様子で座っていた。

「あ、一方通行さん!」

それをみると、初春は足を早め、一方通行の目の前へと進んだ。

「初春飾利です! わかりますよね?
何やってたんですか! みんな、みんな心配してますよ!
……帰りましょう?」

「……」

「あ、一方通行……さん?」

「……」

一方通行は答えない。
その視線も、初春を捉えてはいない。


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