過去ログ - ヴェント「安価でツンデレを克服したら、フィアンマに告白出来るはず…よね」
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23: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/04/30(月) 22:51:52.57 ID:AV+DvLUAO

右方「…」

前方「いい子だったもの…!優しい子だった!私なんかよりずっとずっと、生きていくに相応しい子だった!」ポタポタ

気付いたら、枯れた筈の涙が次々と目の端から溢れ出ていた。
私こそが死ぬべきだったんだ。
私だけが生き残ってしまった。
科学のせいで。科学が悪い。

情けなく涙を流していた私を抱きしめて、フィアンマは囁くように呟いた。

右方「…俺様がお前を救ってやる。お前の弟の様な"被害者"がもう二度と出ないよう、不幸の根本から消し去ってやる。この世界ごと救う」

何かに向かって、憎悪を向けた声音だった。
それでいて、優しく甘美で、暖かい言葉だった。 スケールのあまりに大きすぎる、しかしフィアンマが口にするが故、信じざるを得ない様な不思議な響きだった。


前方「…アンタを、信じてやっても、いい。私は、科学さえ潰せれば、それでいいから」

右方「…そうか」



―――回想終了

前方(やっぱり、あの時か。…初対面じゃない)

前方(そういえば、あの時抱きしめられ…ッ!思い出すんじゃなかった)カァアッ

前方(も、もう寝よう…寝てしまおう)スーハー

前方「………」スヤ




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