過去ログ - 貧乏神「私がメイドですかッ!?」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/05(土) 21:20:12.38 ID:VFxwHF9DO
〜 暖炉の部屋 〜

貧乏神「はー、生き返ります」

貧乏神は暖炉からちょうどよい距離を保ち、ぽかぽかと床の上で暖まっていた。

貧乏神「でも、さっきの人形さんはどこに行ったんですかね? ここで待つように、って言ってましたけど」

今からほんの少し前、人形に手を引かれて暖炉の部屋に案内された貧乏神だったが、案内した当の人形は貧乏神を置いてどこかへと席を離したのだった。

貧乏神「でも、意外に良い人らしくて助かりました。タオルも渡してくれましたし」

言いながら、貧乏神は人形から渡されたタオルを頭からかぶる。
清潔感あふれる乳白色に、ほのかにお日様の香りがしているタオルは人間用の物のようで、貧乏神の体を苦も無くすっぽりと覆った。

貧乏神「おうぅー」

布団のように大きいタオルにふんわりと包まれ、えもいわれぬ幸福感。

──このまま眠りに落ちても、私は私を許そう。

そう貧乏神の理性があっさりと陥落し、人様の館で眠りこけようと瞳を閉じ始めた時だった。


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