10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[saga]
2012/05/02(水) 22:24:10.84 ID:dJyzKv4AO
私達は唯先輩の手術が終わるのをひたすら待った。
「私…唯が大変な事になったって言うのに何も出来なかった…」
澪先輩が青白い顔でそんな事を呟いた。
「そんな事無いです!澪ちゃん、あんなに必死に唯ちゃんに呼びかけてたじゃない」
紬先輩が澪先輩を励ましてる。
欝すらと涙が浮かんでいたが…皆その事には触れない。
触れてしまえば、その場で決壊した様に涙が出てしまいそうで…
「あたしらだって似た様なもんさ。澪だけじゃないよ」
「律…」
そんな話をしていると、憂が走りながらやってきた。
「お姉ちゃんは…お姉ちゃんは!」
「憂、今唯先輩は手術中で…」
「梓ちゃん…お姉ちゃんが…お姉ちゃんが…!」
憂は泣き顔を見せない様に私の胸に顔を埋めた。
私も本当は泣きたかったが、私まで泣き出す訳にはいかない。
憂の様子を見ているとそんな気がして…
41Res/21.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。