6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)[saga]
2012/05/02(水) 22:02:07.61 ID:dJyzKv4AO
「あら?梓ちゃんどうかした?」
何を呑気に!と思ったが仕方ない、先生はまだ唯先輩が階段から落ちたなんて知らないのだ。
私も酷く混乱してるな。
「先生…唯先輩が…唯先輩が……階段から落ちて…」
「えっ!?ゆ、唯ちゃんが?」
「頭から落ちたみたいで……動かなくって……」
気づかない内に私の声は涙声で震えていた。
自分で説明しながら、今になって一気に恐怖が襲ってきた。
「わ、分かったわ!保健の先生に連絡と……唯ちゃんは何処の階段から落ちたの?」
「部室の…出て直ぐの……」
「分かったわ、他の先生方にも連絡してくるから梓ちゃんは唯ちゃんの下に戻っていて」
「…!はいっ」
それだけ言い終わると、私は唯先輩の下へ向かった。
戻ってみれば何喰わぬ顔で起き上がった唯先輩を想像しながら。
41Res/21.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。