過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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31: ◆mbgGrCikwU[saga]
2012/05/06(日) 08:03:20.21 ID:2BjbY47V0


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「というわけなんだよ師匠」

「師匠ってなんだ師匠って」

 学校から帰るとすぐにまどかとさやかは大道と連絡してファミレスに向かっていた。
 二人が来た時に丁度大道も来ていたらしく三人で仲良くストロベリーパフェを頼むことになった。

「だって大道さん、私に剣での戦い方とか教えてくれたじゃん」

「ナイフだ、剣じゃない」

「面倒くさいなあ」

「と、とにかくマミさんは死んでいたはずなんです!」

「死人が動く、それ自体は変わったことじゃない
 おれだってそうだ、おい鹿目、俺の手に触れてみろ」

「え?」

「言っただろう、俺も死人だと
 さやかみたいな魔法少女よりもずっと死人に近い」

 まどかはそっと大道の手に触れる。

「冷たい!?」

 驚いてまどかは手を引っ込める。

「最初に言っただろう、俺は死人だ
 だから今更死人が起き上がって動きまわることに疑問なんざ覚えねえ
 むしろ親近感が湧いているくらいだぜ?
 だからここでの問題はその巴マミが生きていることじゃあない
 “誰が”巴マミを生き返らせたのかってことだ
 生き返らせた相手によっちゃあ相当面倒なことになるぜ」

 常に大胆不敵な笑みを浮かべている筈の大道がいつになく真剣な表情だ。
 その事実だけで、まどかとさやかは少なからず恐怖を覚えていた。




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