過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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43: ◆mbgGrCikwU[saga]
2012/05/06(日) 08:13:27.22 ID:2BjbY47V0
「巴マミは我々の貴重な実験兵器です、返していただけないと……私困ってしまいます」

 大道はナイフを構えて加頭と対峙する。

「巴マミとの戦闘で疲弊した貴方ならば仕留めることも容易い」

「私が居るよ!」

「待てさやか!お前じゃまだ荷が重い!」

 とっさにさやかが加頭順にむけて跳びかかる。
 大道から仕込まれた短剣さばきで加頭順の頬を切り裂いた。
 しかし彼にカウンターの蹴りを直接貰って、床にたたきつけられる。

「やれやれ……仕方ない、代わりにこの娘を実験台に持って帰りましょうか
 癒しの魔法とやらがあれば少々無茶をした所で構いますまい
 巴マミと同じように徹底的に改造手術を施して……」

「さやかちゃん!」

 まどかが叫ぶ。
 彼女の視界の端にきゅうべえの姿が映る。

「こうなったら私が……!」

「それには及ばないわ」

 しかしその時突然、銃弾が加頭の足の関節に当たる。
 崩れ落ちる加頭順。

「祭りの会場は、ここかい?」

 その隙を狙うようにして紅の槍が彼の腕を斬りつける。

「さやか、少しはマシになったと思ったけどやっぱりトーシロだね」

「杏子……!」

 月の光を背に受けて二人の魔法少女が並び立つ。
 暁美ほむら、佐倉杏子。
 共に歴戦の魔法少女としていくつもの戦いをくぐり抜けてきた強者である。
 加頭順も彼らの実力を人目で理解した。

「増援……まさかあなた達が手を組むとは、私、びっくりです」

 斬撃から遅れて加頭の腕がゴトリと落ちる。



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