過去ログ - River -いつまでも変われないあなたへ-
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69:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:00:23.28 ID:c90LK9qkP
潤一「……」

 窓の外を見ると、生徒達が学校内から校庭へとゾロゾロと出てくる所だった。
 
 ……おそらく、今日またあふれず川のあの場所へいけば、立花静姫と会うだろう。
以下略



70:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:01:31.63 ID:c90LK9qkP
 他の皆が帰る準備をしている中、一人だけ座ったままなのもどうかと思って、ぶらりと教室を出た。
 けれど、学校の外まで出る気がしなかった。
 出てしまえば、いつもの癖であふれず川へ寄ってしまいそうだから。

潤一「どうしたものか」
以下略



71:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:02:25.35 ID:c90LK9qkP
 ジメジメドヨドヨした雰囲気が、なんとなくこの廊下全体に漂っている。
 俺がこの高校の宿直だったら、こんなところは絶対に見回りしたくないな。

潤一「もしかすっと、何か出るかもしれねーな」

以下略



72:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:03:29.62 ID:c90LK9qkP
 また、さっきと同じ物音。
 しかも、近くなってる。

潤一「ど、どこだよぉおおっ」

以下略



73:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:04:15.60 ID:c90LK9qkP
 また、物音。
 しかも至近距離。

潤一「ひっ、……ひぃいいっお助けっ!!!」

以下略



74:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:05:12.48 ID:c90LK9qkP
 どうして気づかなかったのだろうか。
 いや、まさかそんな。

 なんで俺の足元に、鳩が。

以下略



75:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:05:55.90 ID:c90LK9qkP
 バサバサバサッ。

 迷い鳩は、翼を広げて飛び上がろうとする。
 しかし、羽は広がり切らず、ちょっと浮かぶとすぐに着地した。

以下略



76:ちぢれ[sage]
2012/06/04(月) 00:08:07.66 ID:c90LK9qkP
鳩「くるっく〜♪」

 飛べなくとも、足をトコトコ動かして鳩は俺から素早く離れていく。

 すばしっこくて捕まえるのに苦戦はするだろう。
以下略



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