過去ログ - 古泉とキョン「あいかわらずなボクら」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/05/06(日) 06:40:41.03 ID:oNCnvu4F0

「おい、古泉! コッチに来い!」
 彼の声です。しかし……僕は今砦で人数補充中でして。

「コッチだ。俺の横に来いって言うんだ!」
 だから……
 すぐに彼の横にワープできればいいのですが、相当時間がかかってしまいますし。

「俺の横に来て画面を見ろっつってるんだよ」
 やっと理解できました。ゲームの世界での話ではないのですね。

 僕は自分の個体から出ると急いで彼がいる個体へと入ります。すると目の前で激しいバトルが繰り広げられていました。目の前に見えるナイトと剣を交え、そして盾でガードするといった本物さながらの迫力に圧倒されます。


「周りにアーチャーがいるんだ。左右の画面で俺を狙うヤツがいたら教えてくれ」
「分かりました」
 なるほど、彼は目の前の大将から目が離せない。
 そして僕はその周辺をじっくりと、目を凝らします。すると……

「左です。こちらに打ってきます!」
「そらよっ!」
 画面が90度程左方向に動くと、ピッタリのタイミングで盾を出す彼。するとその大盾が敵軍の弓矢を弾き返しました。そして向き直ると目の前にいた大将の攻撃も同時にガードしてしまいます。

「甘いぜっ」
 と、彼の顔がニヤリ。  
 彼のナイトが放つ横一線のなぎ払い。敵の大将が大きく吹き飛びます。そして更に追い討ちを掛けるべく大将に向かって行きます。激しい攻防戦に思わず見とれてしまいます。

「他は? いねぇか?」
「すいません。目の前の画面に気を取られていて……」 
 再度左右の画面ををチェックします。あちらこちらで敵軍とこちらの戦闘が繰り広げられている中、彼を狙うアーチャーも国木田氏率いる軍隊と接触し、画面の180度全てで激しいバトルが繰り広げられています。




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