152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/06(日) 14:14:10.02 ID:S5yfoIE7o
あぁ。ご飯の用意をしなくちゃ。
彼女は思い出した仕事に、歌うことを切り上げ、部屋に戻ろうとした。
すると、生垣の向こうをパタパタと走る音が聞こえる。
どうやら生垣の向こうにちゃんとした観客がいたようだ。
「美希ちゃん! もうお歌うたわないの?」
門扉が勢い良く開かれ、短い茶髪を揺らしながら女の子が駆け寄ってきた。
小さな女の子は、彼女の腿辺りに抱きつくと、アンコールを要求してきた。
「こら! 美希ちゃんじゃなくておばあちゃんでしょ」
足元にいる小さな女の子とそっくりの女性が、姿を現した。
女の子の母で、彼女の娘。
つまり足元にいるのは、かわいいかわいい、彼女の孫なのだ。
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