24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 18:57:21.20 ID:ut/rgxS5o
キリカ「織莉子がいれば充分。その気持ちに嘘はない。でも、美樹さやかが気になっているという気持ちにも……うん。やっぱり嘘はない」
キリカ「……わかった。織莉子にそこまで言わせたんだ。今日は思う存分好きな事をやらせてもらう」
織莉子「……キリカ」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 18:58:31.23 ID:ut/rgxS5o
織莉子「……以上よ」
キリカ「あ、頭が……」
織莉子「流石に情報量が多すぎたわね……大丈夫?キリカ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 18:59:40.88 ID:ut/rgxS5o
--放課後--
恭介「志筑さんって、帰る方角はこっちなんだっけ?」
仁美「本当は全然逆方向ですわ」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:01:23.32 ID:ut/rgxS5o
キリカ「少し恭介に話がある。緑は帰ってくれない?」
仁美「私にも話したいことがあります。呉先輩こそ帰ってくれませんか?」
恭介「……?別に2人共今言えばいいような……」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:02:28.13 ID:ut/rgxS5o
仁美「……きゃああああああ!!」
恭介「……志筑さん逃げて!……さやか!これはどういう事なんだ!?」
キリカ「あははは!愛しの恭介が聞いているよ?答えてあげたらどうだい?さやか」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:03:05.16 ID:ut/rgxS5o
キリカ「次に会った時は殺してあげる。確か私はそう言ったよね」
さやか「……今度は容赦しない。確実にあんたを殺す!」
キリカ「……」ビュゥン
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:03:49.49 ID:ut/rgxS5o
仁美「……あ……あ」
さやか「仁美、ごめんね。あたし、恭介を守れなかった」
仁美「嫌!こないで!」バシィ!
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:05:05.99 ID:ut/rgxS5o
ほむら「それで……あなたはどうするつもり?美樹さやか」
さやか「……恭介を助けに行く。恭介がさらわれたのはあたしの責任だし」
ほむら「そう、なら精々死なないように気をつけることね。まどかが悲しむから」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:06:03.63 ID:ut/rgxS5o
--どっかの廃墟ビル--
恭介「う……ここは……?」
キリカ「やっとお目覚めかい?王子様」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:06:48.31 ID:ut/rgxS5o
キリカ「あるところに、一人の少女がいました。その少女は一人の演奏家に恋焦がれていました」
キリカ「ある時、その演奏家が事故で腕をなくしてしまいました。少女は演奏家を一生懸命励ましますが、演奏家には耳に入りません。演奏家にとって演奏こそが全て。他の存在などどうでもよかったのですから」
恭介「……待って、それって」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:07:31.60 ID:ut/rgxS5o
恭介「……何だよ、それ」
キリカ「君が自分で言ったんだろ。奇跡でも魔法でもない限り治らないと。そう、その通り。そんな怪我は奇跡でも魔法でも起こさない限りにおいて、治るわけがない」
キリカ「……不自然に思わなかったの?そんな言葉をさやかと交わした後、いきなり腕が治るなんて。そんな都合が良い事を、この世界が何の対価もなしに承諾すると本気で思っていたの?」
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