過去ログ - 佐天「ところであなたのことはなんて呼んだらいい?」 ??「ミギーでいい」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/14(月) 00:09:32.89 ID:+eFpUo280
―――窓のないビル


アレイスター(ふむ、研究者にも何匹か寄生したか。しかしこいつらは何なんだ? 魔術でも能力でもないようだが、まるで寄生虫。調査が必要だな……)

アレイスター「しかし、この虫どもが『計画』にどう影響するか…… 見物だな」ククク




―――学園都市外


佐天涙子が右手に起きた異常を、勘違いですまそうとしていた時、第一の被害は普通の家庭でうまれた。

夫婦円満、幸せに暮らしていた。子供は一人、娘である。反抗期も超え、もう何年かしたらきっとこの家から巣立っていくのだろう。

今日もどこかへ遊びに行っている。

妻「どうかしました?って大丈夫ですか!?」ガチャ

大きな物音が聞こえ、夫のいる部屋の扉を開けると、夫が顔色を変え苦しんでいる。

夫「お゛……お゛…… げ…… げ……」

妻「すぐに救急車を呼びますね!」

慌てて電話をかけに行こうと翻すが、とっさに夫に腕を掴まれ振り返る。

するとさっきまで苦しんでいた夫の顔はいつも通りの何の特徴もない貧相な顔に戻っていた。

いや、それはもう別のものだったのだが……

妻「もう大丈夫で何ですか? いったい何が」

妻が夫の肩に手をかけ事の有様の一部始終を聞こうとする。が。

くぱぁ。

男の顔が裂け、開いた。

それは形容しがたい、異形の姿であった。

まるで花のように開いた"それ"はすでに長年そり寄って歩いてきたパートナーではなかった。

中にはいくつもの目がギョロギョロと蠢き、牙が無数に存在している。

バツン

その花が女の首から上を噛み切り鮮血が舞う。

この家庭の幸せはここで幕を下ろした。


被害者は全国で少しずつ増えていく。学園都市も例外ではない

―――――

―――




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