過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:19:37.47 ID:6vN6cDjl0
三階層目の管制室にて、杉谷と潮岸は幾つものモニターを眺めていた。
潮岸「欠損情報<ロスト・データ>の復元はどこまでできた?」
杉谷「報告によると93%だとか」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:23:03.12 ID:6vN6cDjl0
ステファニーは二階層目で計画通りに起爆装置を設置すると、無線機を取り出す。
ステファニー「初春、こちらの準備は完了した」
初春『了解です。後は心理定規さんを待つだけですね、一階層が一番広いですから、あと少しかかると思います
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:26:55.54 ID:6vN6cDjl0
曲がり角から出てきたのは一言で言うと人間冷蔵庫だった。
赤い2ドアの冷蔵庫に身を包み、男は両腕両足、そして頭だけを出している。
茶髪の髪を揺らし、男はゆっくりとステファニーへと近づいてくる。
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:28:22.09 ID:6vN6cDjl0
垣根の言葉にステファニーの肩に力が入る。
ステファニー「本日付で増援として呼ばれました」
垣根「……聞いてないな。お前、ID出せ」
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:36:49.64 ID:6vN6cDjl0
どうやら初春のハッキングは隊員情報の改竄が可能になるまでセキュリティを掌握したらしい。
おそらくギリギリ間に合ったのだろうが、おかげで命拾いした。
ステファニー「良い冷蔵庫ですね」
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:38:37.80 ID:6vN6cDjl0
管制室にて、散歩に出ていた垣根が帰ってくる。
杉谷「垣根、どこへ行っていた?」
垣根「散歩だ、暇だしな」
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:40:10.21 ID:6vN6cDjl0
心理定規は心の中で恐怖を感じていた。
侵入が発見される可能性に恐怖しているのではない、この一階層目で開発されている兵器にだ。
あれはとあるレベル5をベースに作られている量産型の軍用兵器だ。
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:42:25.51 ID:6vN6cDjl0
その時だった。
心理定規の後ろで誰かの気配が漂う。
杉谷「久しぶり、でもないか」
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:44:50.38 ID:6vN6cDjl0
杉谷「やはり、既にこちらの所在を把握していたか」
心理定規「面白そうなことしているから、遊びに来たわよ」
杉谷「ふん、存分に見学できたか?」
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 14:46:43.36 ID:6vN6cDjl0
削板「コオオオンジョオオオオウウウウウウ!」
杉谷の言葉は最後まで出なかった。いや、突如天井を突き破った削板の大音量がかき消した。
心理定規の隣に派手に着地した削板の周りに色とりどりの煙がボンと放たれ、周囲へと広がる。
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