過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:55:15.28 ID:DIuXVX8d0
心理定規と雲川はしばらく会場の騒ぎをただ眺めていた。

二人の沈黙を破ったのは、駆け足で近づいてきたステファニーと初春だった。

初春「心理定規さん! た、助けてください!」

ステファニー「心理定規! あの根性馬鹿を叩きのめそうじゃないですか! 雲川さんも協力してください!」

心理定規と雲川が一体どんな話しをしていたのかも知らず、初春とステファニーは今目の前にある危機に精一杯のようだ。

これから挑むであろう任務の事を考えるのがバカバカしくなり、心理定規はつい笑ってしまう。

心理定規はやれやれと呆れ顔を浮かべると、雲川も似たようなリアクションをする。

心理定規「仕方ないわね、今行くわ」

雲川「確か削板は銃弾を食らっても死なないのだったな」

心理定規と雲川は立ち上がり、宴会の中心となっている渦へと飛び込む。

そこには怒りや憎しみなどどこにもなく、誰もが笑い、楽しみ、馬鹿のように騒ぎ立てている。

その瞬間は心理定規にとって初めての経験で、かけがいのない思い出となった。


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