過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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258:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:15:15.55 ID:p8ddoTvw0
午後六時を周り、心理定規は雨が降る中、住宅街である第七学区で一日中待機していた。
情報では打ち止めは今日、第六学区にあるアミューズメントパークへと出かけたらしい。
帰宅ルートを計算し、待ち伏せに一番適した場所を探した結果、今心理定規がいる人気のない小さなトンネル内が最適な場所となった。
心理定規は真っ黒な雨ガッパに身を包み、トンネル内の暗闇に紛れてひっそりとターゲットが来るのを待ち構える。
その間、心理定規はこの任務に対しての躊躇いを感じていた。
闇から抜け出したいと思っている傍ら、この現状は一体なんなのだ。
今こうして実行しようとしていることは、初春や削板、そしてステファニーの気遣いへの裏切りにもなるのではないだろうか。
人の命を刈り取ることで効率よくゴールを目指すことを良しとする自分はやはり、根っからの暗部の住人だ。
こんな自分が足を洗うことなどできるのだろうか。
そう思い悩んでいると、遠くから足音が聞こえてきた。
打ち止め「今日は本当に楽しかったね!とミサカはミサカは素直に今日の感想を言ってみる!」
10歳前後の外見に水玉模様のワンピースを着た少女は隣に歩き、傘を差している男に笑顔を向けている。
暗殺の任務を請け負うのはこれで最後にしよう。
心理定規は心の中でつぶやいた。
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