過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 18:12:30.05 ID:Hyxgfhdm0
勝ち誇った笑みで垣根は心理定規を見下す。
垣根「俺のスクールに来る気あるか? 昔の仲間として考えてやらんこともないぞ」
その目には心理定規に対する明らかな中傷の色が出ていた。
能力を使うまでもなく垣根との心の距離を測れた心理定規はゆっくりと首を横に振る。
心理定規「垣根、貴方もすでに気付いているでしょう。私と貴方の道はもう違えている。
貴方は闇に生き続けることで事を成そうとし、私はその手を二度と使わない」
垣根「そうかよ、ならこちらは闇に生きる者なりに捕虜をもてなさないとな」
そう言って垣根は冷蔵庫から小さな銀色の箱を取り出した。
それは心理定規にとって見覚えのある物だった。
捕まった際に取り上げられた、金平糖のような形をした能力増強剤、体晶の入った箱だ。
垣根「この三日間なにも口にしてないんだってな」
心理定規「っ!」
心理定規は嫌な予感がよぎり、とっさに口を噤もうとするが、すぐに垣根が心理定規の口を手でこじ開ける。
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