過去ログ - 巴 マミの聖杯羨愡/せいはいせんそう
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/23(水) 21:47:51.43 ID:v7HRqalDO
………………
何をやってるの私……


「……………そぉ……
ごめんなさい……無理に答えを強要して……
本当……ごめんなさい……」

「………いえ……
ただ、私は嘘をついていません。思った事を口にしただけです。
マミ。貴方は確かにキレ…」

「いいのよ。セイバー。
私の事なんか………」




何をやってるんだろう……


私なんかが綺麗なワケがないじゃんか……




「…………そうですか。

…………マミ……。決して無理をなさらないで下さい。」

「私は……無理なんてしてないわ……」

「………分かりました。

では、マミ。いや、マスター。
これから、聖杯戦争についての話し合いを致したいのですが………」


セイバーさんの口調が堅くなった
キツく鋭い声を私に積み乗せてくる


「…………そうね。
私も引き受けた以上、匙を投げるつもりはないわ。」

「結構な心掛けです。
ですが、これは本当に危険な事なのです。
真剣に命に関わります……」


命…………
私の命って、一体どれくらいの価値があるんだろう……

この戦争に参加する他の人達の中で、一番安っぽいんじゃないかしら……



「まず、令呪について話しておきます。」

「れいじゅ?」

「マスターが持つ絶対命令権、という様なものです。
マミの手の甲に書かれた紋章がそれです。
それを使えば、三度までサーヴァントである私に命令を出せます。」


「絶対的な命令……って事。セイバーに……三回……」

「ですが、これはあくまで切り札です。
通常のマスターとサーヴァントの関係においてなら、令呪はサーヴァントとマスターの服従関係を明白にするために、マスターに与えられた特権の様なものです。
実際、マスターを裏切る自我の強いサーヴァントも中には居ます。
そういった場合に、マスターは令呪を使って、サーヴァントを押さえ込むのです。
しかし、私はマスターの命令には常に応じるつもりです。ですから、マミが私に命令を下す時は、令呪を使わなくても結構です。

例えば、マミが1人のときに危険が迫った場合などに、令呪を使って私を呼んで下さい。令呪の力で即座に助けに現れますので。」


「………分かったわ。日常生活では安易に使わないようにするわ。
その代わりに、私のお願いはちゃんと聞いてくれるのね?」

「はい、もちろんです。」


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