過去ログ - 巴 マミの聖杯羨愡/せいはいせんそう
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[sage]
2012/05/10(木) 22:02:33.47 ID:V7JBB/hDO
「あはははははははは……
なんなの?
私は何をしたっていうの?
ちょっと日常に飽きたから、ほんの出来心で、ほんの遊びで、こんなおふざけを行っただけなのに………」
「マスター………。
完全に状況を呑み込むことが出来ないのですね。
やはり……こんな若い少女では………」
「…………あなた……」
「はい?」
「名前は?なんて言うのかしら?」
「私も名前を持っていました。しかし、今は貴方のサーヴァント。セイバークラスなので、セイバーとでもお呼びください。
以前も、そう呼ばれてました………」
「そぉ………。ねぇ、セイバーさん。」
「はい。どうなさいましたか?」
「私、何が出来る?」
「はい?それはつまり……
「あなたのマスターとして、私は何が出来るの?ただ、あなたにマスターと呼ばれるだけなの?」
「……強いて言うなら、私に絶対服従な命令を出せます。数が限られていますが……。
しかしそんな事をしなくとも、非人道的ではない限り、私はマスターの指示には従いますから。」
「命令を出す………。
………私自身は、何かできないのね…………」
「………マスター……?」
………違う……
私は何にも変わってない……
「………あなたは?セイバー。あなたは何が出来るの?」
「私は…………」
ビュン!
部屋全体に風圧が舞って、彼女の手の中に巨大な剣の様なものが握られていた
「この剣で、マスターの為に戦います!」
剣を構えて、力強く声を発した
………カッコいい……
まさに、私が理想としていた輝き………
これ………
私はこんな風になりたかった…………のに………
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