15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/12(土) 22:40:33.61 ID:td9QjDwl0
美琴と打ち止めが同居を始めて1週間たったある日、買い物に出た二人は、とある人物とであった。
「……お姉様……」
驚きに目を見開いている人物は、たしか、白井黒子という名前の、美琴の後輩だ。
美琴が常盤台をやめるまでは、ルームメイトでもあったはず。
「……久しぶりね、黒子」
美琴は数秒間を空けてから、そう言って小さく笑った。
打ち止めもぺこりと頭を下げる。
「……お久しぶりですの、お姉様」
対して白井の表情は固く、笑おうと努めているのではあろうが、それはぎこちないものだった。
……もしかして、自分がクローンだとばれているのだろうか。
傍目からみたら、ただの年の離れた妹にしか見えないはずなのだが。
「……お姉様が言っていらしたご家族というのは、そちらの方ですの？」
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