4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/10(木) 22:09:50.72 ID:sEnJHyy00
美琴に手を引かれながら、打ち止めはぼんやりと彼女のことを思考する。
出会ったのは第三次世界大戦が終わった少し後。
今からたった数ヶ月前のことだ。
第三次製造計画のことをしって激怒したり、一方通行と衝突したり、芳川も含めて和解したり、あの時は本当に大変だった。
当時中学2年生だった美琴は既に3年生となり、雰囲気も少しずつ変わってきている。
……そういえば。
「常盤台には寮があったはずだけど、なんで一人暮らしをすることにしたの?ってミサカはミサカは尋ねてみる」
美琴は少しだけ沈黙し、「……辞めたのよ」、とそれだけをいった。
なんでだろう、とは思ったが、あまり聞いてほしくなさそうなのは打ち止めにもわかる。
それ以上その件にはつっこまず、
「ねえねえお姉様、一緒にショッピング行こうよ、ってミサカはミサカは今から遊びの計画を立ててみたり!」
「うん、そうね。映画にも一緒に行きたいわねー。そろそろゲコ太の映画の新作が出るのよねー。アンタと一緒だと怪しまれないし!」
「もう、お姉様子供趣味すぎ!ってミサカはミサカはあきれてみたり」
「なによう!……あら、ついたわよ」
美琴のが指差した先にあるのは、普通のマンションだった。
レベル5のお姉様のことだから凄いマンションだったりして……!と思っていたのだが、そうでもない。ごく普通のものである。
オートロックを開け、エスカレーターで美琴の部屋がある8階へ上がり、部屋の中へと入った。
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