過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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204:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:46:14.57 ID:LHLntFb+0


「あれ?春香?春香じゃないかっ!!」

「あ…真っ!!どうしたのっ!!こんなところで会うなんて偶然だねっ!!奇跡だねっ!!」
以下略



205:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:46:46.36 ID:LHLntFb+0


「キミはもしかして……如月千早さん?はじめましてだね。ボクは菊地真。同じ事務所だけど、会うのは初めてだね」

 ボクは2人の席の近くまで寄って、小声で挨拶をする。帽子を被って変装しているけど、一応ボクはアイドルだ。
以下略



206:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:47:13.71 ID:LHLntFb+0


「私は席を外した方がいいのかしら?菊地さんと春香は何か話があるんじゃないの?」

 表情を崩さないまま、千早がさらりと答えて席を立った。なるほど、ボクを同席させる代わりに自分が帰るつもり
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207:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:47:56.70 ID:LHLntFb+0


「じゃあボクも何か頼もうかな。すみませ〜ん、ミックスジューちゅ……ジュースをひとつ下さいっ!」

 緊張が解けたせいか、やや噛んでしまった。思わず照れてしまうが、ふと見ると春香と千早がぷるぷると俯いて震えて
以下略



208:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:48:35.30 ID:LHLntFb+0


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209:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:49:05.17 ID:LHLntFb+0


「………埒があかないわね」

 千早はそう言うと、軽く呼吸を整えて改めて春香に質問した。
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210:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:49:42.94 ID:LHLntFb+0


「これが『如月家』の秘密よ。分かったかしらスパイさん」

 そう言って、千早はボクの方に向き直る。唐突な展開についていけない。どうやらボクの素性もバレているらしい。
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211:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:50:27.03 ID:LHLntFb+0


「せっかくの楽しい雰囲気を台無しにするような真似をしてごめんなさい。春香も無理に言わせて悪かったわ。でも2人共、
 今日はこの為にここに集まったんでしょう?だから私が知っていることなら全部教えてあげるわ。どうせ如月家はもう
 なくなるんだし」
以下略



212:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:51:08.48 ID:LHLntFb+0


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213:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:51:59.40 ID:LHLntFb+0


「あれは人間の心に直接語りかける『声』なの。如月の一族の秘伝のひとつでね、声の中に超音波のような特殊な振動を
 加えて発声するの。そしてその声を聞いた人間は心を支配されてしまう。私達如月の人間は人の心を意のままに操る事が
 出来るのよ」
以下略



214:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:52:51.22 ID:LHLntFb+0


「でもこの声を意識しないようにしていても、どうしても出てしまう時があるの。感情が昂って、心から本気で声を出した
 時とか、想いを伝えようと一所懸命になっている時とか。そしてそれが私にとっては……」

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