過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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208:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:48:35.30 ID:LHLntFb+0


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以下略



209:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:49:05.17 ID:LHLntFb+0


「………埒があかないわね」

 千早はそう言うと、軽く呼吸を整えて改めて春香に質問した。
以下略



210:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:49:42.94 ID:LHLntFb+0


「これが『如月家』の秘密よ。分かったかしらスパイさん」

 そう言って、千早はボクの方に向き直る。唐突な展開についていけない。どうやらボクの素性もバレているらしい。
以下略



211:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:50:27.03 ID:LHLntFb+0


「せっかくの楽しい雰囲気を台無しにするような真似をしてごめんなさい。春香も無理に言わせて悪かったわ。でも2人共、
 今日はこの為にここに集まったんでしょう?だから私が知っていることなら全部教えてあげるわ。どうせ如月家はもう
 なくなるんだし」
以下略



212:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:51:08.48 ID:LHLntFb+0


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以下略



213:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:51:59.40 ID:LHLntFb+0


「あれは人間の心に直接語りかける『声』なの。如月の一族の秘伝のひとつでね、声の中に超音波のような特殊な振動を
 加えて発声するの。そしてその声を聞いた人間は心を支配されてしまう。私達如月の人間は人の心を意のままに操る事が
 出来るのよ」
以下略



214:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:52:51.22 ID:LHLntFb+0


「でもこの声を意識しないようにしていても、どうしても出てしまう時があるの。感情が昂って、心から本気で声を出した
 時とか、想いを伝えようと一所懸命になっている時とか。そしてそれが私にとっては……」

以下略



215:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:53:32.80 ID:LHLntFb+0


「如月家が廃業して親が離婚して最初はショックを受けたけど、今は良かったって思ってるの。こんな化物みたいな力、
 人間が持って良いわけがないのよ。父は私ほど強い力を持っていないし、弟も死んでしまったから、もう一族でこの力を
 持っているのは私だけ。私がこの世からいなくなれば、如月の『声』は完全に消滅するわ」
以下略



216:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:54:19.31 ID:LHLntFb+0


「菊地さんには感謝しているのよ。身の回りを嗅ぎ回られるのは良い気がしないけど、私のわがままでバラバラになって
 いた765プロを立て直してくれたんだから。むしろ菊地さん達のおかげで765プロも前より人気が出て、私も嬉しいわ。
 私のせいで休んでいた美希も戻ってきたみたいだし、春香も元気になったし、これで心置きなく引退できそうだわ」
以下略



217:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:55:08.59 ID:LHLntFb+0


「菊地さんも心配しないで。如月家はなくなるけど、父は秋月家や星井家など信用できる他の家に引き継ぎをきちんと
 してから廃業するみたいだから。それに如月の抜けた穴を、菊地さんや萩原さんや高槻さんがカバーしてくれるの
 でしょう?私がいなくなっても問題ないわよ」
以下略



218:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/23(水) 20:56:04.25 ID:LHLntFb+0


「今はまだ決めてないけど、とりあえず高校を卒業してから外国へ行くつもり。出来るだけ日本から離れた国で、歌手と
 して生きていきたいと考えているわ。もう日本には戻らないでしょうね」

以下略



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