17:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 00:05:56.05 ID:K3J73h7C0
「もう終わったの?」
捕食を眺めていた相方は人気の無い道路で待っていた。
女。
赤セーターにジーンズ。
背は高く、黒ぶち眼鏡をかけている。
18:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 00:27:37.36 ID:K3J73h7C0
女。
背は小さい。
華奢な体躯とは不釣り合いな膝をも覆う程の巨大な赤パーカー。
金髪のショートヘア。
19:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 00:45:35.11 ID:K3J73h7C0
「一気に欲求が満たせたね」
「性倒錯治したいはずだったのに、悪化してきてる」
「いいんじゃない、楽しいんでしょ?」
「う、ぐぐるぅ」
少女は困惑したような顔を浮かべ唸る。
20:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 00:56:32.96 ID:K3J73h7C0
携帯電話の音。
セーターの女はジーパンのポケットから取り出し応答する。
「はいもしもし、御藤です」
「……誰から?」
少女はパーカーの帽子から少し顔を覗かせ尋ねた。
21:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:06:30.99 ID:K3J73h7C0
「あー、サンプルー。あー。えーっと……全部食べちゃった?」
セーターの女、御藤は電話の途中で少女に小声で尋ねた。
「……うん」
少女はまたパーカーの帽子で顔を隠した。
御藤は苦笑いしながら電話を続けた。
22:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:16:39.00 ID:K3J73h7C0
「……ごめん、ミトー」
「大丈夫、止めなかった私にも責任あるから」
御藤は帽子の上から少女を撫でる。
「もう朝が来るよ。いつもの場所もどろっか、ロロ」
御藤は笑顔で少女に手を差し伸べた。
23:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:17:17.59 ID:K3J73h7C0
今日はここまでです。
ありがとうございました。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/05/15(火) 01:35:31.95 ID:RB+3zDE9o
乙!
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/19(土) 14:42:23.54 ID:NbmL5xHx0
しえん
26:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 10:58:15.39 ID:VED6Ugt70
赤色同盟の魔法は血によって伝えられる――
赤色同盟の魔法使いの血液は絶命時に魔翌力魂として圧縮される。
それは新たな赤色の魔法使いを生み出すための糧となる。
赤色の魔法使いになる者はその魔翌力魂を身体に宿すために、魔翌力魂の大きさに応じて自身の血液を抜く必要がある。
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