過去ログ - 「赤い魔法使いたちの話」
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20:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 00:56:32.96 ID:K3J73h7C0
携帯電話の音。
セーターの女はジーパンのポケットから取り出し応答する。
「はいもしもし、御藤です」
「……誰から?」
少女はパーカーの帽子から少し顔を覗かせ尋ねた。
以下略



21:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:06:30.99 ID:K3J73h7C0
「あー、サンプルー。あー。えーっと……全部食べちゃった?」
セーターの女、御藤は電話の途中で少女に小声で尋ねた。
「……うん」
少女はまたパーカーの帽子で顔を隠した。
御藤は苦笑いしながら電話を続けた。
以下略



22:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:16:39.00 ID:K3J73h7C0
「……ごめん、ミトー」
「大丈夫、止めなかった私にも責任あるから」
御藤は帽子の上から少女を撫でる。
「もう朝が来るよ。いつもの場所もどろっか、ロロ」
御藤は笑顔で少女に手を差し伸べた。
以下略



23:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:17:17.59 ID:K3J73h7C0
今日はここまでです。
ありがとうございました。


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/05/15(火) 01:35:31.95 ID:RB+3zDE9o
乙!


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/19(土) 14:42:23.54 ID:NbmL5xHx0
しえん


26:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 10:58:15.39 ID:VED6Ugt70
赤色同盟の魔法は血によって伝えられる――

赤色同盟の魔法使いの血液は絶命時に魔翌力魂として圧縮される。
それは新たな赤色の魔法使いを生み出すための糧となる。
赤色の魔法使いになる者はその魔翌力魂を身体に宿すために、魔翌力魂の大きさに応じて自身の血液を抜く必要がある。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/20(日) 11:01:07.79 ID:zfUsf4q4o
きたのね


28:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:18:03.97 ID:VED6Ugt70
「ただいまー」
御藤とロロはたくさんの紙袋を手に持ち『いつもの場所』に戻ってきた。

木造の小屋。
家具は向かい合うソファーとその間のテーブルのみ。
以下略



29:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:42:41.52 ID:VED6Ugt70
「あ、任務失敗組だ。ぷぷぷ」
留守番係は本を読むのは止め、帰ってきた二人を見てへらへらと意地悪な笑みを浮かべた。
「口悪い人はご飯なしね」
御藤は意地悪な口調でそう言いながら、紙袋をテーブルに置いた。
「勘弁してくださいあの本当に」
以下略



30:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:58:45.58 ID:VED6Ugt70
帰ってきた二人は恩切の座っている向かい側のソファーに座った。
「他のみんなはー?」
御藤はテーブルの紙袋を漁りつつ、恩切に問いかけた。
「でっかい人は生科研で定期検診、ギザ歯ちゃんはネトゲのイベントでズル休み、他は聖密の勧誘員潰しに行ってる」
「はあくー」
以下略



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