22:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:16:39.00 ID:K3J73h7C0
「……ごめん、ミトー」
「大丈夫、止めなかった私にも責任あるから」
御藤は帽子の上から少女を撫でる。
「もう朝が来るよ。いつもの場所もどろっか、ロロ」
御藤は笑顔で少女に手を差し伸べた。
23:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/15(火) 01:17:17.59 ID:K3J73h7C0
今日はここまでです。
ありがとうございました。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/05/15(火) 01:35:31.95 ID:RB+3zDE9o
乙!
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/19(土) 14:42:23.54 ID:NbmL5xHx0
しえん
26:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 10:58:15.39 ID:VED6Ugt70
赤色同盟の魔法は血によって伝えられる――
赤色同盟の魔法使いの血液は絶命時に魔翌力魂として圧縮される。
それは新たな赤色の魔法使いを生み出すための糧となる。
赤色の魔法使いになる者はその魔翌力魂を身体に宿すために、魔翌力魂の大きさに応じて自身の血液を抜く必要がある。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/20(日) 11:01:07.79 ID:zfUsf4q4o
きたのね
28:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:18:03.97 ID:VED6Ugt70
「ただいまー」
御藤とロロはたくさんの紙袋を手に持ち『いつもの場所』に戻ってきた。
木造の小屋。
家具は向かい合うソファーとその間のテーブルのみ。
29:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:42:41.52 ID:VED6Ugt70
「あ、任務失敗組だ。ぷぷぷ」
留守番係は本を読むのは止め、帰ってきた二人を見てへらへらと意地悪な笑みを浮かべた。
「口悪い人はご飯なしね」
御藤は意地悪な口調でそう言いながら、紙袋をテーブルに置いた。
「勘弁してくださいあの本当に」
30:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 11:58:45.58 ID:VED6Ugt70
帰ってきた二人は恩切の座っている向かい側のソファーに座った。
「他のみんなはー?」
御藤はテーブルの紙袋を漁りつつ、恩切に問いかけた。
「でっかい人は生科研で定期検診、ギザ歯ちゃんはネトゲのイベントでズル休み、他は聖密の勧誘員潰しに行ってる」
「はあくー」
31:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 12:18:05.87 ID:VED6Ugt70
「赤ずきんちゃん、出来の悪いパートナーと組んで大変ねー」
「出来が悪くてわるうございましたね」
御藤はハンバーガーを食べながら恩切を軽く睨む。
「違うのオンキリ、いつもわたしが悪いの」
ロロはフードで顔を覆いながら訂正する。
32:えげつない ◆Pa6bj1r2jY[sage]
2012/05/20(日) 12:34:06.26 ID:VED6Ugt70
「ロロ、身内と居る時は『眼』隠さなくても良いんだよ」
御藤はハンバーガーを食べ終え、遅れてロロに抱きつく。
「ミトーまで、ぐぅ……」
「これが『慈愛の魔眼』に強要された愛だとしても幸せだから構わないよ」
「私たちには人を愛する機会が余りにも少なすぎるからね」
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