19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[saga sage]
2012/05/13(日) 23:23:56.55 ID:xgkb/hFfo
少なくとも、とあずにゃんは言った
梓「わたしにとって公園は天国じゃなかったです」
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2012/05/13(日) 23:26:07.65 ID:xgkb/hFfo
梓「それ自体はいい思い出なんですけどね」
唯「あれれ、なんでさ?」
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2012/05/13(日) 23:27:18.29 ID:xgkb/hFfo
商店街の前では、白い服を着た少女が募金を呼びかけていた。
わたしはその子たちが胸につけたマークをいつかのCMで知っていた。
わたしは彼女たちの1人に近づいていって、380円(自販機でジュースを買ったお釣り)を箱の中に入れた。
わたしの目の前の女の子が満面の笑みを浮かべて、ありがとーございます言ったから、わたしもつい笑顔がこぼれてしまった。
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2012/05/13(日) 23:28:26.37 ID:xgkb/hFfo
わたしはあずにゃんのほっぺを軽くつねった。
梓「ふぁありましたふぁありました。何ですか?」
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2012/05/13(日) 23:29:44.78 ID:xgkb/hFfo
梓「じゃあ、どんなふうに悲しめばいいんですか」
唯「えー。こうやって煙草ふかしながら『世界終わればいいのにな』って」
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2012/05/13(日) 23:30:36.09 ID:xgkb/hFfo
梓「どうです?」
唯「でもあずにゃんが寂しいんじゃない?」
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2012/05/13(日) 23:31:34.34 ID:xgkb/hFfo
一日中遊んだあとで家に帰った。
夜になった。
わたしはあずにゃんに尋ねた。
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2012/05/13(日) 23:32:38.44 ID:xgkb/hFfo
※
午前9時20分。
日曜日。
天気予報は晴れ。
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2012/05/13(日) 23:33:08.38 ID:xgkb/hFfo
あずにゃんはコーヒーを飲んだ。
唯「甘い?」
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2012/05/13(日) 23:33:45.36 ID:xgkb/hFfo
星が綺麗ですね。
外に出てすぐあずにゃんが言った。
唯「わざと言ってるでしょー」
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2012/05/13(日) 23:35:31.58 ID:xgkb/hFfo
人口夜。
星のカーテンの下にわたしはいたんだ。文字どおり。
大きなとびっきり大きな、街くらいあるプラネタリウム。
だからいつだって夜なんだ。
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