過去ログ - 唯「天使だった日曜日」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]
2012/05/13(日) 23:04:22.01 ID:xgkb/hFfo

とにかく、当時のわたしには誰にも話したことない夢があった。それはお話を書く人になりたかったってこと。
でも、真剣に思ってたわけじゃないよ。
いやいや、照れ隠しじゃないって。

小さい頃好きなことが2つあって、ひとつは公園で遊ぶことで、もうひとつはちょっとしたお話を作って誰かに聞かせることだった。
もっとも、そんな話相手になってくれたのはおかあさんと憂くらいだったけど。
しかも一番多くつきあってくれたのが年下の憂だったから、いつもわたしは「すごいねーおねえちゃん」って褒められた。
それにおかあさんはよく頭をなでてくれた。よくできましたってふうに。それがすごく好きだった。

やっぱりおばかさんだったわたしはそんな態度をそのまま信じこんで中学生になった。
わたしはすごいねってわけ。
その歳にはわたしも自分の夢がおおげさなものだってことくらいわかってたから、それを心のなかにしまい込んで一応はなんでもないふりをした。
でも、ちゃんと叶えられると確信してたのだ。
哀しいかな。



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