過去ログ - P「765プロに潜入、ですか?」
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72:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:03:49.48 ID:edN6AGVX0
小鳥「もし単純に教えたくないだけだったとしたら、嘘を吐けばいいだけじゃないですか。親戚って言われても私達には分かりませんし」
P「それはまあ…確かに」
小鳥「でも貴音ちゃんは嘘を吐かなかった。少なくとも嘘を吐きたくないくらいには信頼されてるってことですよ」
73:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:08:11.91 ID:GFT6ceOR0
『しっかり見てて』…そう音無さんに言われたものの、特に何の進展もトラブルも無いまま時間だけが無為に過ぎていった。
変わったところと言えば四条との会話が減ったことくらいだが、元々口数の多い奴じゃなかったから大して気になる問題でもない。
P「(今日のスケジュール…四条はTV局で収録。あの日と同じ深夜番組…か)」
74:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:12:22.66 ID:dzJa4pk60
P「(…終わったか)」
TV局での営業回りを終えてスタジオに戻ると、丁度四条の出番も終わったところだった。
収録自体はまだ続いているが、四条の仕事は一部のコーナーでフリップボードを持つだけだったので、これで今日の仕事は終わりだ。
しかし…いかにも深夜番組らしい無駄に露出の多い煽情的な衣装だな。
75:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:22:22.94 ID:u4dL1Q2L0
P「…ここにもいないか」
スタジオの周囲を探してみるが一向に見つからない。
流石に迷ってるなんてことはないだろうが、それならば一体どこに行ったんだ?
76:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:27:21.89 ID:dZHiL2A/0
P「…ここか」
スタッフ達の話に出てきた応接室。
場所を聞き出すのに手間取ったが、どうやらここで間違いないようだ。
77:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:31:44.01 ID:UVZWMebJ0
聞こえてきたのは貴音の声と粘りつくような中年男性の声。
P「(まさかこいつが相手だったとはな…)」
黒井社長の下にいたときに何度か関わったが、俺としては公私共に二度と顔を合わせたくない男だった。
78:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:35:45.59 ID:VIqS4Rkr0
ディレクター「今日も必死に局内で営業してたみたいだが、肝心のアイドルがこう強情じゃあねえ。彼のことも何とかしなくちゃなあ」
貴音「…」
ディレクター「ま、そういう態度なら仕方ないねえ。私も心が痛いが…」
79:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:38:13.81 ID:3HTfBbEL0
P「(我那覇や萩原だけじゃなく俺も…?)」
…嫌なら断ればいいだけじゃないか。
他人なんて気にせず、全て自分の意志で決めればいい。
少なくとも普段のお前ならこんな愚劣な行為を是としないはずだ。
80:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:41:48.84 ID:TjKtJgca0
部屋に入ったと同時に、四条の胸元に伸びた男の腕を掴んで止める。
いつも凛としている貴音の顔は今まで見たことが無い怯えた表情をしていた。
その顔を見て沸々と怒りがこみ上げてくる。
P「…うちの四条の相手をしてもらっていたようで、ありがとうございます」
81:765潜入中 ◆8HAMY6FOAU[saga]
2012/05/16(水) 23:46:31.00 ID:OZ6J0Ojw0
貴音が部屋から出て行ったのを見届け、床に落ちた眼鏡を拾う。
ディレクター「な、何故貴様がここに…」
P「…そう言えば以前お会いしたときは眼鏡をかけていませんでしたっけ」
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