過去ログ - あやせ「-------------------あなたのことが好きです」
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◆36m41V4qpU
[saga sage]
2012/06/13(水) 01:21:36.61 ID:gfJUulNA0
「―――――――――――桐乃ですか?」
桐乃のことを考えていて、 完全にぼんやりしていた俺にあやせが言った。
そして同時に、 あやせはもう(目を瞑ったままの)お祈りはしてなかった。
「ご、ごめん」
俺らの間に横たわっていた親密な抱擁は解かれて、 代わりに隔絶とした
よそよそしさだけが、 鳴り響く着信音とともに辺りを支配していた。
「・・・・・・・何で、 お兄さんが謝るんです?」
「………………」
「桐乃も心配してると思うから、 早くお返事返してあげてください」
「………………………………ああ」
俺はあやせを横目に電話に出る。
『おっそい!
あたしが電話したら5コール以内に出るって約束したでしょ!』
「わ、悪りぃ…………」
『アンタ、、何してんの?』
「あ、雨宿り中なんだよ。ひでぇ土砂降りだろ?」
あやせとキスしかけたとは、 死んでも言えるわけがない。
『今、 どこ?』
「え?」
『だ、だから何処で雨宿りしてんのかって意味っ!
あたし傘持って迎えに行ってあげても良いしさ』
「いや、いや、いや………………傘くらいコンビニで買えば良いし
雨が止むまで待ってても大丈夫だからっ!」
『却下!アンタは受験生でしょ?
もし京介が風邪とか引いたら、 周りに迷惑かけるって分かってんの?』
「屋根がある場所に避難してっから、 だ、だから平気だから安心してくれ」
『えっと、、さ、、今、 近くに誰か居たりする?』
「え゛?」
『あたしの、、、質問、 ちゃんと、、答えてよ』
「ひ、一人だよ」
俺は咄嗟に嘘を吐いた。
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