過去ログ - ほむら「魔女が妖精になった世界で……」
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40:[saga sage]
2012/05/27(日) 12:50:10.41 ID:qpHTxjVDO

次の社長室では、流石社長と言うべきか、謝罪は実に紳士に認められ、お咎めなど
欠片も無かった。ただ、「幽霊でなくて良かった」とはこぼしていた様だが。

そして、さしたる時間も掛からず、再び受付嬢の前へ。変身は既に解いている。

「言った通り、ぱぱっと解決して来たよ。因みに、原因はこの子ね」

「むー……」

ずい、と左手に掴んだままのエリーを見せる。ずっと
掴まれっぱなしなので、流石にむくれてきている様だ。

「あらまぁ、可愛い。私、妖精を見るのは随分と久し振りです」

「……///」

可愛いと褒められたからか、むくれながらも少し
頬を染める。という器用な事をしてみせるエリー。

「へぇ、見た事あるんだ」

「えぇ。子供の頃に一度だけ…低い木の上で、すやすやと
寝ていた妖精を…あの子も可愛かったですね〜」

懐かしそうな表情をする受付嬢。その感想に、一部同意する少女。

「こいつら、見た目は確かに可愛いんだけどね。ま、妖精がいたずらを
するから、私達もやっていけるんだけど。それじゃ、お騒がせしました」

そう言って、会社から外に出る。その時点で、エリーは
ステルス他を掛け直した様だ。会社から少し離れると、
少女は歩きながら、エリーに死活問題の交渉を持ち掛ける。

「あの程度のいたずらならこんなもんでしょ。さて、
解放してほしいなら、やってもらう事があるよねぇ?」

それに対してエリーは、なけなしの抵抗を試みる。

「あれ、疲れるからいや」

それを聞くと。わざとらしく間延びさせた口調で言う。


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