過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/24(木) 21:29:16.97 ID:+VJVaTs+o
「ふん!!!」

少女は俺の腕を掴み、そのまま片手で俺を壁際に投げつけた。


「ぐふっ!!!」

一瞬息ができなくなり、俺は咳きこんだ。
体勢を立て直す暇もなく、俺は少女に片手で胸倉を掴まれ、そのまま吊り上げられた。


「ぐっ……」

「私に『原子崩し』を撃たせなけりゃ勝機があるとでも思ったか?
 肉弾戦に持ち込めば何とかなるとでも思ったか?
 当てが外れて残念だったな。
 別に能力なんぞ使わなくても、テメェごときこの身一つで十分なんだよ!!!」

少女が俺を壁に叩きつけ、拳を俺の腹に突き刺した。

「が、っ……!!!」

それは、少女の可憐な風貌からは想像もできないほど重い拳だった。


「ゲフッ!がはっ!ごほっ!」

少女の拳が、膝が、俺の全身に降り注ぐ。
そのたびに俺は、くぐもった声をあげた。


「ひゃははははは!!!散々手間取らせてくれたんだ!!!
 楽には殺してやらねえぞ!!!!!」


月明かりに照らされた薄暗い廃ビルの一室に、少女の狂った高笑いがしばし響き渡った。


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