過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:24:19.94 ID:tcgTymYso
「垣根帝督。人を捜しているんだけど。」

俺は営業スマイルを絶やさず、少女に最終信号の写真を見せた。


以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2012/05/28(月) 20:25:53.07 ID:tcgTymYso
ああ、残念だ。

こいつは今、嘘をつきやがった。

だったら仕方ねえ、お前は俺の敵だ。
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:27:30.87 ID:tcgTymYso
少女の小柄な身体が、地面に投げ出された。

少女は何が起きたかをすぐには把握できなかったらしく、目を白黒させていた。
それでも本能的に起き上がろうとする少女の右肩を、俺は力任せに踏みつけた。

以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:29:58.41 ID:tcgTymYso
どうだ、痛いだろう、辛いだろう、苦しいだろう、悔しいだろう。

だから、早く喋っちまえ。


以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:31:18.93 ID:tcgTymYso
「どうだ、そろそろ喋る気になったか?」

俺は少女に、再び言葉での交渉を行う。
これは最後通牒だと、言外に強い脅しを込めて。

以下略



186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:33:59.55 ID:tcgTymYso
大した度胸だ。

自分が殺されるかもしれないと分かっていながら、なおもこうして俺の前に立ちはだかろうとする。

だが俺には理解できない。誇りと生死を秤にかけるなど、愚かとしか言いようがない。
以下略



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:37:19.15 ID:tcgTymYso
「なら、それだけで理由は十分です。
 私は、風紀委員ですから。今のあなたに、協力することなんてできません。
 『己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし』
 これは、風紀委員の心得の一つです。この言葉通り、私は、私の信念に従っただけです。」

以下略



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:41:32.02 ID:tcgTymYso
「ほう、この期に及んでそれだけ言えるとは大した奴だ。
 だが、『力なき正義は無能』という言葉を知らなかったようだな。
 正義を行使する力もねえ奴が、俺みてえな力のある悪党に楯突いたのが間違いだったんだよ。」


以下略



189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:44:46.03 ID:tcgTymYso
俺は少女の言葉に、姿に動揺し、足元が狂ってしまった。

少女の頭を踏み砕くはずだった足は、その数cm横の地面を踏みしめた。


以下略



190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:46:39.82 ID:tcgTymYso





以下略



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/28(月) 20:50:54.73 ID:tcgTymYso
「え……、あ……、か、飾利…………???」

その名前を見て、俺は信じられない思いで、その名を呼んだ。。


以下略



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