過去ログ - 垣根「言ってるだろう、俺に常識は通用しねえって」
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:35:18.91 ID:cznTVi1lo
「ど、どうしたの、黒子?そんな怖い顔して?」

「……すみません、お姉様。ただ少し、引っかかることがありまして。
 ……お姉様、本当に初春が映っていた映像は『無かった』のですか?」

以下略



234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:36:25.97 ID:cznTVi1lo
「どういうこと、白井さん?」

佐天は、分からないといった様子で白井に問う。


以下略



235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:37:38.59 ID:cznTVi1lo
「初春があの日、一日中自室にいたわけではないことは分かっておりますの。
 初春が常に監視カメラの死角を歩き続けるとは考えにくい。
 それに、目撃者全員がカメラの死角をカバーした証言をするというのも不自然。
 それでも、こう考えれば辻褄は合いますわ。
 初春は監視カメラに映っていなかったのではなく……」
以下略



236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:39:26.24 ID:cznTVi1lo
「で、でも何でそんな必要が?初春の行動の痕跡を消して、何の意味があるの?」

佐天は空元気を出す余裕も無くなり、狼狽した様子で疑問をぶつけた。


以下略



237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:41:47.66 ID:cznTVi1lo
「現場に居合わせた方の証言によりますと、
 争っていたのは、二人の能力者らしき人物だったそうですの。
 一人は、ホストの様な風貌の長身の殿方、
 そして、もう一人は、白髪に紅い瞳をした、痩せぎすの殿方だったそうですの。」

以下略



238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:44:43.03 ID:cznTVi1lo
「そ、そんな!!!白井さんも知っているでしょう!?
 あの現場の光景は尋常じゃありませんでしたよ!!!
 戦闘技能のない初春が、何でそんなところに!!!???」

「……私にも分かりませんの。直接、その場に居合わせたわけではありませんし。
以下略



239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:47:08.18 ID:cznTVi1lo
「別の方の証言では、初春は現場近くのオープンカフェで、
その長身の殿方の方から暴行を受けていた。とも伺いましたの。
いくらあの初春でも、自分を暴行した人物を身を呈して庇うというのは些か不自然ではありませんこと?
それに、争った二人についても、事件についても詳しい報道は一切されていない。
初春の捜索についても、警備員は『あの事件において行方不明者はいない』の一点張り。
以下略



240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:47:50.93 ID:cznTVi1lo
「そいつ?そいつとは、どちらの殿方ですの?」

「白髪の、紅い目をした男……」

「ど、どんな人なんですか?御坂さんの知り合いですか!?」
以下略



241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:48:40.35 ID:cznTVi1lo
「だ、第一位!?お姉様、それは本当ですの!?」

「じ、じゃあ初春は、その第一位に誘拐されちゃったかもしれないってこと!?」

「……分からない。けど、そんな特徴的な風貌の男、アイツ以外に思いつかない。」
以下略



242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:52:33.27 ID:cznTVi1lo
「お姉様、……その第一位の殿方は、どの様な方ですの?」

白井が恐る恐る尋ねた。


以下略



243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage saga]
2012/05/31(木) 22:54:34.72 ID:cznTVi1lo
「で、でも、まだ一方通行が絡んだと決まったわけじゃない。
 今私達に出来ることは、少しでも初春さんの情報を集めることくらいでしょう。
 だから、ね、元気出していきましょう。」

御坂はそう言って、今度は明るく笑った。
以下略



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