142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/07(木) 01:46:53.37 ID:mtLPM3s8o
目が覚めた私はカーテンを開け外を見た
庭の花や草木が雫を携え太陽の光でキラキラと輝いている
きっとさっきまで雨は降っていたのだろう
だけど、今は気持ちいいほどの青空が広がっていた
テーブルの上のおにぎりはもう片付けられている
そういえば、ひとくちしか食べていない
携帯を確認すると何件かメールがあった
軽音部の皆からだ
澪ちゃん梓ちゃんからは核心に触れる内容
唯ちゃんりっちゃんはなぜ何も言わずに帰っちゃったのか?
といった内容のメールが
どちらにしても私を心配してくれているのはその文面からヒシヒシと伝わってきた
紬「澪ちゃん、2人に何も言ってないんだ」
それも当然だろうと思う。とてもデリケートな問題だから
澪ちゃんなりに最大限の気遣いをしてくれているのは
澪ちゃんのメールからも伺えた
特に「責任をとる」という一文に
私はその言葉に少しも揺れ動かなかった
だって、私が本当に望んでいるのは……
そもそも澪ちゃんだって私に対するキスをした責任感からこう言っているだけだろうというのは
容易に想像がつくし
だからといって、真面目な澪ちゃんが恐らくすごく悩んで出した結論だろうから
それを責める気はまったく無かった
紬「それはそうと、早くメールを返さないと」
皆の心配の度合いの大きさに比例して返信するメールの内容に頭を悩ます
だけど、とりあえずは……
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