55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 00:59:00.62 ID:pXl8hg5Jo
菫「――ってことで、学園祭の舞台の脚本で頭が一杯だから悩んでたって訳
だから、あまり心配するなって紬お嬢様が」
斎藤「なるほど……。ところでその舞台の演目は?」
菫「ロミオとジュリエットだったかと」
斎藤「やはり……お嬢様もお年頃というわけか」
菫「やっぱり、ロミオとジュリエットっていったら歴史もあるし、演劇を越えてもはや芸術みたいなもんだもんね
お嬢様があれだけ悩んでいらっしゃるのも納得っていうか、なんか悩み過ぎな気もするけど……」
斎藤「確かに脚本を書くことで悩んでおられるのは間違いないだろうが
菫はお嬢様がただ脚本のことで悩んでいらっしゃると思っているのか?」
菫「え? 違うの?」
斎藤「お嬢様は今、恋をなさっている」
菫「こ、恋!?」
斎藤「紬お嬢様はこの琴吹家の一人娘。すなわちこの家を継ぐ身
そうなれば、将来選ばれる相手も琴吹にそれ相応の男性ということになる」
菫「それと脚本を書くことにどういう繋がりが……」
斎藤「菫もロミオとジュリエットがどういう話かも知らぬ訳じゃあるまい」
菫「……あ」
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