65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:29:36.21 ID:pXl8hg5Jo
紬父「もやい抗に片足を乗せていつものように気取っていると
向こうの方に船が入ってくるのが見えた」
紬父「私はなんだかあの船には大切な何かがあるような、そんな気がしてな
気づけばその船に向かって駆けていたんだ」
紬父「結果その予感は当たっていた。私にとっての黒船来襲といったところだ
船には便利なものやもしかしたら危ないものも乗っていたかもしれない
しかし、その中でもひときわ輝いていたのが彼女だった」
紬父「ブロンドの長い髪、透き通るような白い肌、ブルーの澄んだ瞳」
紬父「私は目を奪われ一歩も動けなかった」
紬父「それに気づいた彼女が私に向かって笑顔でこう言った」
紬母「コンニチワ」
紬父「その不思議ななまりが入った挨拶はまさに文明開化の音がしたものだ」
紬父「そして続け様にこう言った」
紬母「キシリトール」
紬父「私は瞬時に彼女がフィンランド人だと理解した
と、同時に結婚も申し込んでいた」
紬父「それもそうだろう、ニッコリと笑う彼女の歯は真珠のように美しかった
さすがはキシリトールを産みだしたフィンランド人だけはある」
紬「いきなりですね」
紬父「それほど当時は魅力的だったのだ。いや、もちろん今も魅力的だがな」
紬母「抱キシメテモ ヨカデスカ!」
紬父「ははっ! 紬が見ているぞ」
紬「……」
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