67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:32:10.86 ID:pXl8hg5Jo
紬父「親父は旧態依然のやりかたに囚われ、変わることに臆病になっていた」
紬父「もちろん家の重圧もあっただろう。だが伝統を守るばかりじゃ駄目だ」
紬父「私はとにかくこの家に嫌気が差していた。だからぶっ壊してやりたかったんだ」
紬父「もしかしたら、親への反発という部分も大多数を占めていたかもしれない」
紬「はい、その辺りのことは斎藤から聞きました
琴吹の歴史を重んじるお祖父様に対して己の力で時代を切り拓くのだとお父様が反論なさったと」
紬父「そうだ。結果良い方向へいったがそれも運がよかっただけかもしれない」
紬父「しかし、あのままだと遅かれ早かれ確実にこの家は破滅に向かっていただろう」
紬父「今頃はどこかの企業の傘下になっていたに違いない」
紬父「確かに歴史を守るのは大事なことだ
しかし後世の人から見れば今この瞬間瞬間が歴史を紡いでいる時なのだ」
紬父「何も成さずにいてはその他の歴史の波に埋もれ誰からも認識されないかもしれない」
紬父「だが、何か行動を起こして、例えそれが失敗に終わったとしても
失敗した歴史として認識してもらえる」
紬「ですが、その今まで築いてきた歴史が潰えてしまうかもという重圧は無かったのですか?」
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