101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/02(土) 23:12:30.29 ID:cmlmztc50
同時に、入口から二人が入ってくる。
それを見て、真之丞は叫んだ。
「千早太!」
背後の階段から、降りてくる気配は無い。
と、三人目が、入口前の道に立った。
三対一ともなると余程の腕の差がないと生き残るのは難しい。
万事休す、と思いきや、その男は敵ではなかった。
「千早太!
おまえ、どこから?」
「ああ、呼ばれたからな、二階からおりた」
にこと笑う。
「まったく、頼もしい友人を持ったものだ……一人は任せた」
外に千早太、内に真之丞の構図。
「さて、真ほどではないが、某も相当の使い手。
どこからでもかかってくるが良い」
ふざけやがる、と相手は思っただろう。
「調子にの」男は、乗るな、と言いたかったに違いない。
しかしその前に、跳びかかった千早太の剣のもと、一刀両断にされた。
話し上手は聞き上手。剣よりも口の達者な千早太であった。
呼吸をはかる、その妙なることよ。
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