144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 22:18:01.34 ID:WsHDntHw0
傘を放り、
千早太は剣を抜いた。
すぐに右下段の構え。
そのまま突進する。
槍の間合いは受けると不利だ。
大事なのは、本突きを誘うこと。
ひゅん、と一度。
もう一度、ひゅう、と突きが繰り出される。
これを強く弾いてはいけない。
槍の反転が速くなり、威力が増してしまう。
かしり、微妙な音をさせて、刃で抑える。
勢いで押されるが、正中線を保ったまま対応する。
相手は穂先で斬りかかると見せて、
石突で撃ってきた。
千早太の左脇腹をえぐる感触。
その後に必殺の本突き。
侍は勝利を感じる。
そこで半歩右にずれる千早太。
穂先は躰のすぐ左を通ってゆく。
侍、驚きの表情。
千早太の袈裟斬り。
槍使いは二つになって、その場に転がる。
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