39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/23(水) 22:37:10.28 ID:I/XMjLHDO
男「こ、こうなったら!」
デブ「叩きのめしてやる!」
チビ「3対1だ! 余裕だぜ!」
錬金「ほう、やる気か」
男「何を余裕ぶっこいてやがる! 勝てるつもりかよ!?」
錬金「ああ、もちろん」
そして錬金術士は腰の鞘──剣を収めるには少しばかり浅い革製の鞘──から、黒光りする鉄の塊を取り出した。
男「あぁっ!? 何だそりゃ!」
錬金「少しばかり改良しているが『タネガシマ』という武器だよ。
騎獣の発達していない東の国で生まれた武器さ」
そう言って、錬金術士はタネガシマを男たちに向け、トリガーを引いた。
瞬間、爆音。
火縄を使わずとも良いように改良されたタネガシマは、薬室で火薬を発火し、弾頭を加速させる。
取り回しの良いよう、ナイフ程度の長さに切り詰めた銃身を高速移動した弾頭は銃口から勢い良く外界に飛び出し、そして路地裏の一部、男の隣に立つ木の柱に着弾した。
男「ひぃぃぃぃッ!?」
男の顔のすぐ横にある木の柱が、木っ端微塵に吹き飛んだ。
錬金「ふむ、威力を高めたのは良いが、反動が強くなってしまったか」
震えあがる男と対照的に、錬金術士はひどく落ち着き払って結果を冷静に観察していた。
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