44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/23(水) 23:44:29.57 ID:I/XMjLHDO
姫「む、待て。ならばこのトカゲと食品の山はどうする?」
錬金「置いていくしかないでしょう」
姫「むう、勿体ない」
錬金「トカゲが動くとかなら話は別ですが、ムチ打たれても微動だにしない奴です。諦めてください」
姫「……トカゲが動いたら良いのか?」
錬金「はい?」
姫「よっ、と」
姫はトカゲのゴツゴツした体を素早く駆け上り、トカゲの背中に座るとそのまま手綱を握り締めた。
錬金「姫様、無理ですよ。乗り手を選ぶ騎獣の中でも、土トカゲはデリケートで扱いが……」
姫「立て」
トカゲ「きゅー」
錬金「立った!?」
姫「回れ」
トカゲ「きゅー」
錬金「回った!?」
姫の手綱さばきに合わせて土トカゲが嬉々として動き回る。
唖然とする錬金術士を尻目に、姫は満足そうにうなずいた。
姫「よし、コイツに荷物を積もう」
錬金「は、はい……」
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