過去ログ - アイマスSS練習用スレ
1- 20
96:62 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/31(木) 20:21:44.90 ID:H/SWMSSm0

「あなた様」

 マンションの前で貴音に呼び止められる。ん?何だ?

「美希をよろしくお願いします。美希が幸せになるように導いてあげられるのはあなた様だけです。どうかあの子の気持ち
 にしっかり向き合ってあげて下さい」

 何を言ってるんだ?俺は美希にも皆と同じように優しくしているつもりだぞ?

「あなた様………」

「プロデューサー………」

 やや怖い顔をして、貴音と響が俺を睨みつける……………そっか、そろそろ俺も覚悟を決めないといけないのかもな。

「わかったよ、降参だ。でもお前達いいのか?自惚れているわけではないが、俺が『それ』に向き合ってしまったら、今後
 美希だけを特別扱いをすることになるかもしれないぞ」

「それを女に言わせるのは野暮というものです。わたくし達はわたくし達で、自分の気持ちにきちんと折り合いをつけて
 おります。思い上がるのも大概にしなさい」

 貴音がぴしゃりと言い放つ。う…、そうだな。スマン、何か勘違いしていたわ俺。

「自分と貴音は良い思いをしたし、今はこれで満足さ。それに美希もたまには報われてやらないとかわいそうさ。敵に塩を
 送るわけではないけど、美希も大事な仲間だからな!」

 響がえっへん、と胸を張る。いつでも取り返せるぞという意思表示だろうか。さすがいつも完璧完璧言ってるだけあるな。

「あまり恰好悪いところを見せないでくださいまし。他の子達もあめりかのお二方に奪われてしまいますよ」

 それは困るな。お前達のプロデューサーとして、俺はいつだってダンディじゃないといけないからな。

「さっさと美希を連れ戻して来るさ!もし失敗したら自分沖縄に帰っちゃうからなっ!」

 分かったよ。じゃあ行ってくる。俺はふたりにそう言って、美希の家に向かって駆け出した。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
480Res/278.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice