過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/31(木) 02:12:33.24 ID:+P2xMhKD0

騎士「はぁっ!! てやぁ!!」

呪術師「力を抑えられて、幾度も魔法をその身に受け、まだこれだけの速さを維持できるとは・・・・・・流石ですね」

騎士「(ダメだ、このままでは・・・・・・。 ガントレットで呪術師を倒すのは、体力的に厳しくなってきた」

騎士「剣で、打倒するしかない・・・・・・」

呪術師「しかし、被弾が増えてきていますね。 限界が近いのですか? まぁ、本来であれば、もっと前に勝負がついていてもおかしくないのですがね」

騎士「舐めるな。 まだまだこれからだ!!」

騎士「(・・・・・・全力を出して、あと三回が限界か。 正直、まさかここまでやる者だったとは思わなかった)」

騎士「(私もまだまだだな。 だが、負けぬ。 剣で斬った反動の事など、考えている余地もないし・・・・・・な)」

呪術師「さて、そろそろ終わりにしましょう。 国を任される身として、時間はいくらあっても足りません。 クックック」

騎士「・・・・・・参る!!」

呪術師「フッ、この後に及んで、真正面から突撃ですか!!」


―――呪術師の周囲、そして手のひらからあらゆる属性の魔法が飛び出す!!

   騎士は紙一重で全てをかわし、一瞬にして呪術師の懐へと飛び込む!!

呪術師「なっ!?」

騎士「取った!!」

―――騎士の剣が呪術師の体を捉える!!

呪術師「・・・・・・フフフ」

―――しかし、呪術師の体は霧散し、陽炎のように消えた!!

騎士「幻・・・・・・術・・・・・・!?」

―――無防備となった騎士の背中に、雷の魔法が放たれる!!

騎士「うっ、あぁぁぁぁっ!!」

呪術師「惜しかったですね・・・・・・」

―――呪術師は騎士のすぐ近くで実体となった。

騎士「あ、あぁ・・・・・・」

呪術師「さて、今度こそ、終幕といきましょうか。 その魂、ここで失うには惜しい。 せっかくです。 この私が頂きましょう。 そしてあなたは我が魂となり、共にこの国で生きていこうではないですか!!」


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