過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/31(木) 20:20:14.38 ID:1c5644Tl0


―――ズッバァァ!!


呪術師「が、は・・・・・・そんな、馬鹿な・・・・・・」

―――物音一つしない地下牢に、鮮血の飛び散る音が、“二つ”。

騎士「・・・・・・」

呪術師「こんな・・・・・・事が・・・・・・。 こんな事が、あっていいはず、無いんだ・・・・・・。 こんな終幕、私は・・・・・・認め・・・・・・な・・・・・・」

騎士「・・・・・・」

呪術師「・・・・・・フ、 ックク・・・・・・何だ・・・・・・そう、いう・・・・・・事でした・・・・・・か・・・・・・」

呪術師「そ・・・・・・の、剣の・・・・・・制約は・・・・・・に、担い手などでは・・・・・・なかった・・・・・・のか・・・・・・」

騎士「・・・・・・え?」

―――騎士は、自分の体を見回した。 そこには、呪術師につけたような体を大断するほどの傷は無かった。

騎士「・・・・・・そんな。 なぜ・・・・・・」

呪術師「・・・・・・あの、男・・・・・・に、私は・・・・・・」

騎士「・・・・・・・・・・・・?」

呪術師「お、思えば・・・・・・あの、魂・・・・・・を、持つ・・・・・・事を、疑う・・・・・・べき、だっ・・・・・・た」

騎士「・・・・・・ま、まさか」


―――カラン、と騎士の手から大剣が滑り落ちた。


呪術師「あの男さえ・・・・・・い、いなけれ、ば・・・・・・」

騎士「・・・・・・か、鍛冶屋・・・・・・。 鍛冶屋!!」

呪術師「あ、の・・・・・輝き・・・・・・は・・・・・・あの、輝き・・・・・・は・・・・・・」



―――それ以降、呪術師の口から・・・・・・二度と、言葉が発せられることはなかった・・・・・・。



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