過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/05/28(月) 23:20:18.85 ID:PJH2QXMg0

―――王城 中庭




先生「兄は勉強はからっきしだというのに、こういうのは本当に筋がいいな」

兄「へへ、まぁね」 ブン! ブン!

弟「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」

先生「弟も相変わらずだな。 そんなんじゃ、ウチの娘にもやられちゃうぞ?」

娘「お、お父さん!」

弟「あ、あはは・・・・・・はぁ」

兄「娘も言ってやれよ、本ばっかり相手にしてないで、体も動かしましょうって」

娘「い、いえ。 お勉強も大事かと・・・・・・」

先生「そうだな。 確かに勉強も大事だ。 それに、大きくなった時には、君達は剣を持つこともなくなるだろう」

兄「まぁ、そうだろうな」

弟「・・・・・・ですね」

先生「きっとその頃には、娘も二人を守れるだけの・・・・・・そうだな、軍を率いる隊長位になっているだろうな」

兄「娘なら本当になっちゃうかもな」

娘「は、はい。 頑張って今以上に腕を磨きます!」

兄「(今以上って・・・・・・)」

弟「(ただでさえ兄さんより強いのに・・・・・・)」

娘「・・・・・・? あの、その腕に巻いているのはなんですか?」

兄「ん? ああこれか。 なんでも、願いの叶う組紐(くみひも)らしい。 弟がくれたんだ」

弟「兄さん? 僕の記憶違いじゃなければ、ようやく完成した組紐を勝手に持って行っちゃったはずなんだけど?」

兄「っく、持病の記憶障害が・・・・・・っ」

弟「随分都合のいい持病ですね」

兄「・・・・・・はっ、ここは、中庭か?」

弟「もういいです」

兄「いいじゃねぇか。 その後自分でもう一つ作ったんだろ?」

弟「やむを得ずですけどね」 ジトッ




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