過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/25(金) 01:11:37.45 ID:Txyt+5iX0
―――王子の部屋


王「王子、体の具合はどうだ?」 カチャリ

王子「父上。 はい、大分良くなったかと自分では思うのですが・・・・・・。 ご心配をおかけして申し訳ございません」

王「かまわん。 無理せず、療養していなさい。 二週間前に倒れたときはどうなることかと思ったが、今は顔色も良くなってきたな」

王子「ははは。 それはきっと、公務から離れているからでしょう」

王「はっはっは。 確かに、あれは頭が痛くなる仕事だな」」

王子「そういうお父上も、よく政務のことで頭を抱えていらっしゃるではありませんか」

王「それは仕事がどうのではなく、頭がお前ほど回らないから、自分の能力を嘆いているのだ」

王子「お疲れなのでしょう。 少しは政務官に仕事を分けて、お休みになられては?」

王「ああ。 お前が現場復帰したら、それも考えよう」

王子「私は“今の役職”が気に入っているのですが?」

王「こいつ・・・・・・」


王子「ははははは」

王 「はっはっはっは」


王子「では、私は早く体調を治して、お父上が遠出できるくらい仕事が出来るようになりましょう」

王「そうしてくれ。 皆も、お前の元気な姿を見たいと言っている」

王子「うれしいことです」

王「また来る。 何かあれば、遠慮せずいいなさい」

王子「はい。 父上もご自愛ください」

王「ああ」

―――扉はゆっくりと締まり、部屋には再び静寂が訪れた。




王子「・・・・・・」



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