105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:51:01.98 ID:sFbrFP09o
「じゃあ手本見せるから。見てろ」
俺は幼馴染と向き合って会話をしようとする。こいつ相手ならどうにでもなるだろう。
話題を探す。向き合って顔を見ていると、些細なことが気になりだす。
彼女はこちらに目を向けたままポテトをかじった。何も思い浮かばない。
時間が経つ。目を合わせたまま十秒が過ぎた。
「ごめん、いやこれ無理だわ」
「えっ」
タカヤは目を見開いた。幼馴染が苦笑する。
話そうと思うと何も思い浮かばないものだ。
「悪かった。俺のやりかたがまずかった。というか俺、教えるの向いてないんだよな、そもそも。短気だし」
「短気?」
となぜだか幼馴染が首をかしげた。
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。