123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/28(月) 19:13:51.02 ID:dK1Q2yj4o
乙!
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/28(月) 19:17:27.08 ID:vssDAjDqo
乙です
1作目以外は知らなかったわ
後で読もうっと
125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/05/28(月) 20:47:26.53 ID:3Bbp3JTZo
ここでこうかぁ!
126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:20:54.08 ID:av387bn2o
妹は相変わらず口を聞いてくれず、俺はもう諦めかけていた。
いつまで会話しない状況が続くのか分からないが、もう好きにしてくれという気分だった。
何よりも腹立たしいのは、必要最低限の「会話」は成立することだった。
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:21:02.28 ID:av387bn2o
妹は相変わらず口を聞いてくれず、俺はもう諦めかけていた。
いつまで会話しない状況が続くのか分からないが、もう好きにしてくれという気分だった。
何よりも腹立たしいのは、必要最低限の「会話」は成立することだった。
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:21:48.50 ID:av387bn2o
そんなわけで、我が家には対話がない日が続いていたが、学校生活の方は、静かに、けれど大きく変化しはじめていた。
俺はいつも昼休みをモスとふたりだけで過ごしていたが、そこにまずタカヤと幼馴染が加わった。
更にそこに先輩も参加するようになる。一気に二倍以上だ。一番とまどったのはモスだっただろう。
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:22:03.61 ID:av387bn2o
新聞部の部室には何人かの先輩がいた。普段からここで昼食をとっている人たちがいるらしい。
先輩はいつもひとりで食べているという。なぜ? とタカヤが訊ねると、彼女は照れくさそうに苦笑した。
「わたし友達いないんだよね」
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:22:29.91 ID:av387bn2o
俺はほとんどやけになっていた。もう知ったことか、と思っていた。
幼馴染は少しでも自分の望ましい方向に話が動くように努力を続けた。
それは悪趣味なたくらみというよりは、達成するべき目標があるから、という雰囲気だ。
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:23:04.78 ID:av387bn2o
タカヤに嘘を暴露することで信頼を失うわけにはいかない。
ということは、一緒に相談に乗ることになった先輩をも騙さなければならないのだ。
さらに言えば幼馴染の目的が達成されるまで、俺たちは付き合っているふりを続けなくてはならない。
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:23:33.06 ID:av387bn2o
だから企みごとなんてしないべきなんだ、と俺は思った。
面倒なことになっちまったじゃないか。でも、これ以上の混乱は起こらないだろう、さすがに。
なんだってこんなに面倒なことになったのか。
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:24:24.98 ID:av387bn2o
タカヤは先輩と話をしていた。もはや相談に乗る必要なんかないんじゃないか、とすら思う。
けれど、彼の悩みがそんなに早く解決してしまったら――嫌な話ではあるが――困るのだ。
少なくとも、幼馴染の友人を引き合わせるまでは、彼には悩んでいてもらわなくては。
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