168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/31(木) 15:28:24.93 ID:WJwkyqSIo
「きみだよね、最近うちの弟と仲が良いっていう」
と、タカヤ姉は俺に向かっていった。
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/31(木) 15:29:07.80 ID:WJwkyqSIo
「で、そっちの子は……」
と、タカヤ姉は「みー」を指差す。このタイミングで話がわたしに飛ぶのか、とでも言いたげに彼女は動揺する。
幼馴染は「みー」の代わりに返事をするついでに、彼女を紹介した。
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/31(木) 15:29:44.43 ID:WJwkyqSIo
幸いタカヤの姉は、来るのは今日だけで、明日からは邪魔しない、と明言してくれた。
そのことはいくらか救いになったが、「みー」の第一印象が地味になってしまった感はぬぐえない。
つまり、これからタカヤの中で「みー」の存在を大きくしていくには、さらに面倒な手順が必要になってくる。
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 15:30:15.77 ID:WJwkyqSIo
つづく
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/05/31(木) 15:50:29.65 ID:adWsV7P7o
乙!
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/05/31(木) 17:16:12.08 ID:pYSh9pgxo
おっぱい
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 17:48:01.64 ID:eXn/6cNIO
おっつん
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 18:12:35.47 ID:0JlrwY+IO
乙!
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 22:03:38.24 ID:xl4Qp+SIO
乙ぱい
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:06:34.64 ID:ymXqud5po
新聞部の部室で昼食を取るようになって三日が過ぎ、六人の人間はそれぞれがそれぞれに慣れ始めた。
俺は幼馴染と『付き合っている』という設定で振舞うことにも慣れていたし、タカヤも先輩やみーに物怖じしなくなった。
モスもまた普段通りに振る舞い、幼馴染も状況に応じて話に参加できていない人間に気を遣って話しかけた。
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:06:51.68 ID:ymXqud5po
その状況が嫌になったわけではないし、ちょっと無責任かという気もしたのだけれど、ある日、俺は新聞部の部室に行かなかった。
近頃は四六時中誰かと一緒にいて、心休まる時間がない。家に帰ればゆっくりはできるが、別の意味で気疲れした。
風のない日だった。中庭はそれまでに比べると少しだけ暖かく、過ごしやすいと言えなくもなかった。
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