246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/04(月) 15:49:03.56 ID:zLN0eH15o
「これ以上『みー』のことに関われないというのは分かってます。あの子の問題です」
そりゃ、そうだ。そんなにあっさり言われてしまうと、抵抗はあるが。
「あの子から何かを言ってきたら、相談に乗ったり、協力したりはします。いまは待ちます」
俺は、どうとも答えようがない。この話が、彼女のアイデンティティーとどう繋がるのだ?
「その前に、いえ、そのあとでも、なにかを取り戻さないと……」
彼女は呟く。実際のところ何をどうすればいいのか、自分でもまったく分かっていないらしい。
何かをしないことには気分が落ち着かないのだろう。
一度おかした失敗は、別の形で取り戻さなければ気がすまない。その気持ちは分かる。
でも、他人の悩みに関わることだし、慎重にならざるを得ない。その「手続き」は他のものより面倒だ。
彼女のアイデンティティーっていったいなんなんだろう。
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